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ご支援いただいた皆様へ(両親より)
いつも、れんくんを救う会ホームページをご覧頂きありがとうございます。
皆様には私達の息子、蓮樹の海外移植に際しまして多大なるご支援ご協力をいただき心から感謝しております。そして、蓮樹の為に貴重なお時間を費やし、ご心配ご苦労をお掛けしましたことを心からお詫び申し上げます。
渡米し移植手術を受け元気になった蓮樹を見ていただき、蓮樹を一人前に育て上げてることが皆様への恩返しと思っておりましたが、その願いも叶わず大変残念でなりません。蓮樹は、生まれて3ヶ月の時に入院して以来、幾度となく生命の危機にさらされてきました。小さな体で襲い掛かる大きな試練に立ち向かい、一生懸命病気と闘ってきましたが、高度心不全、うっ血肺水腫のため僅か1年4ヶ月のとても短い人生の幕を閉じてしまいました。天使となる前々日に、母親が『蓮樹もう1ヶ月も目をあけていないね。早く元気になってまた抱っこって手をだしてね。早く目をあけてね。』と言うと薬で動くはずのないまぶたが少しずつ開き、目のまわりが赤くなるくらい一粒、一粒、涙を流しました。まるで別れを告げるかのように・・・。そして2月3日の午後8時に、大好きな母親の腕の中で親兄弟に見守られながら蓮樹は天使になってしまいました。
親として蓮樹にもっともっと外の世界を見せてあげたかった。楽しいこと、嬉しいこと、素晴らしいこと、色々なことを教えてあげたかった。逆に私達は、蓮樹の長きにわたる闘病生活の中でさまざまな経験をさせていただき多くの事を教えて貰い、気づかせて貰いました。家族の絆、皆様の温かさ、友達の優しさ、最後まで諦めない気持ち、ドナーを受ける側の気持ち、提供する側の気持ち、ドナーカードの大切さ、他にもいろいろな事を。当初、私達は心臓移植でしか助かる道がないと宣告された時、脳死となった方の心臓をいただく事をしてまで蓮樹を助けたいのか自問自答の日々でした。でも手を差し伸べ抱っこをせがみ甘えてくる蓮樹の姿に、どうしても生きていて欲しくて、そばにいて欲しくて心臓移植を決断しました。
提供する側の気持ちとしては蓮樹が天使になり、今後も出てくるであろう難病、拡張型心筋症の治療方法に少しでも役立ち、一人でも多くの方に助かって頂けるよう、蓮樹の心臓を献体として提供した時の気持ち、やはりどちらも親としては辛く、苦しい決断でした。それと同時に日本で手術ができない現在の法への悲しみがありました。日本にいてもいつ生命が危ぶまれる状態になってもおかしくない状態なのに命をかけて外国へ行き手術を受けなければ生きられない、日本人なのに日本の法律の為、命がけで外国に助けを求めねばならない・・・。日本でも移植医療が出来るのに15歳未満はその医療を受けることが出来ない。いつの日か法の整備が進み子供でも日本で移植医療が受けられ、日本で助かる命がもっともっと増えていきますよう切に願います。そして、私達も、このような病気と闘う方々の力になりたいと思いこれからも何らかのお手伝いをしていきたいと思います。
子供だけに限らず移植医療を待っている患者はたくさんいらっしゃいます。蓮樹の事で少しでも移植医療に関心を持っていただいた方がいらっしゃるなら、どうかドナーカードを携帯していただけないでしょうか?そして、蓮樹の様な病気をお持ちの方に温かいお力添えをしていただけませんでしょうか?よろしくお願い申し上げます。
今まで蓮樹および私達家族が頑張ってこれたのは、皆様のご理解、温かいご支援とご協力があってこそのものだと心より感謝しております。蓮樹もたくさんの人に励まされ、愛され、短い人生ではありましたが大変幸せだったと思います。そんな、蓮樹を私達家族は誇りに思います。まだまだ心の整理が付きませんが、これから私達家族も蓮樹を見習い前向きにこの悲しみを乗り越え頑張って生きて行きたいと思います。
最後になりますが皆様のお心の片隅で結構ですので、蓮樹のことを忘れずにいてくだされば幸いです。
本当に今までありがとうございました。
2007年02月16日

